筋肉質でみずみずしい肉体をしていても、細胞の中の水は年齢を重ねるごとに減少していきます。老化と共に細胞の新陳代謝がスムーズでなくなり、活発に機能する細胞が減って、代わりに水分の含有量の少ない細胞が増えるため、どんどん水分が失われてしまうのです。 |
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老人と呼ばれる頃には、体内の水分は50%程度にまで減っています。ここまで減ると、多くの水分を必要とする筋肉組織を維持できなくなり、筋肉がどんどん落ちていきます。若い頃は体内の水にも勢いがあり、量が多いため筋肉も柔軟です。しかし、水分の減った筋肉は疲れやすく、力もあまりありません。老人の体力の低下は、この水分の減少による筋力の衰えから始まります。つまり年をとるということは、体の中の水を失っていくことなのです。 |
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では、反対にミネラルウォーターをたくさん飲み続けたら老化は防止できるのでしょうか。実は、このことが現代医学の重要研究テーマとなっています。もちろん老化そのものは遺伝子のプログラムによるものですから、ミネラルウォーターを飲んだというだけで止められるものではありません。しかし、体内の水を常に潤沢にすることで、生理機能を活発にさせ、老化のプログラムを遅らせることができるのでは、と真剣に考えられているのです。 |
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ミネラルウォーターには、「新陳代謝機能を高める」「老廃物を排除する」「血液の循環をよくする」といった様々な効果があります。従ってミネラルウォーターを毎日沢山飲み続けることで、動脈硬化や脳卒中や腎臓病、肝臓病といった疾患を予防できると訴える研究者もいます。だから、ミネラルウォーターには老化防止だけでなく、延命効果もあるというわけです。しかし、どんな水でもただ飲み続ければいいというわけではありません。トリハロメタンやトリクロロエチレンといった発ガン性物質を含んだ水道水を毎日飲んでいたら全くの逆効果です。つまり、人間の健康維持・健康向上にふさわしいミネラルウォーターを飲み続けることが大切なのです。 |
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